https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41111833/
グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)は、2型糖尿病以上に肥満や、肥満とは言えない女性の間で広く使用されるようになっています。
FDA有害事象報告システム(FAERS)は、GLP-1 RAの使用に関連する脱毛に関する概観を提供しています。 データ数が多くないことも原因だと考えられますが、いずれにしろ多くな体重減少は脱毛(休止期脱毛)の原因になりえる、という可能性です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41998799/
グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)と脱毛症との関連性を評価するための研究です。
GLP-1 RAの中で、セマグルチドとチルゼパチドは、今までの研究において脱毛症の発生率が最も高いようです。 体重減少が最も大きかったチルゼパチドは、休止期脱毛症と関連がありそうでした。セマグルチドに関連する脱毛は用量依存性の可能性があり、週2mg未満の用量ではまれですが、治療用量が高いほど脱毛との関連が高くなりました。
急速な体重減少は、休止期脱毛症の原因となりえます。
リラグルチド、デュラグルチド、リキシセナチド、エキセナチドによる脱毛を評価した研究は現在はは少なく詳細不明です。 今後の研究によりはっきりしてくると考えられます。
現状では発売期間の長さにも関係すると考えられますが、、特にセマグルチドとチルゼパチドで脱毛のリスクが増加することが示唆されています。
いずれにしろ、体重を短期間に大きく減じると脱毛が起きる確率が上昇しているようです。
短期間、大きな体重減少はある程度のリスクがあることをご理解の上、一旦脱毛が発生してしまうと完全に前の状態に戻るのはかなり大変だということを理解して、おだやかな体重減少を計画し、副作用(脱毛、体調不良、その他)が起きないように行いましょう。


